2010年5月31日月曜日

5/31(月)

 前日(週末)のダウは-122と下落。普段であればかなり大きな下落だが、その前日の上昇幅(+284)と比べる度、半分弱の下落。これを受けて、全体的にやや安く始まったが、小幅程度の下落のものが多く、日経平均のスタートも前日比-30程度。その後は、ほぼ終日、前日の値幅範囲内での小動きの展開で横ばい。日経平均の終値は、前日比+5の9768。
 日経平均の日足チャートで見ると、前日(週末)に上昇したレベルで、上下どちらにも抜ける勢いがなく、停滞している雰囲気。このまま勢いがないままだと、どちらかと言えば、下方向への方が行きやすそうに見える。

 個別銘柄も、全体的に小動きで、前日のレベルで横ばいのものが多い印象。その中で、製薬関係、JR等が、比較的大きな上昇をしている。但し、電力、ガス等に同様の動きはなく、ディフェンシブ全体が買われているわけではなさそうな印象。

2010年5月29日土曜日

週末の作業(5/29)

日経平均、TOPIXのチャートチェック

週足:
 日経平均、TOPIXとも、週の途中までは下落したものの、週末に戻したため、前週までの下落が一服したような形になった。ここで下げ止まって反転すれば、リーマンショック以降の緩やかな上昇基調を示すチャートは崩れていないように見える。今回の下落も、一定の幅のチャネル内での下落の範囲とも言えそう。
 但し、今のレベルより下へ行くと、さすがにチャートが崩れた印象になりそう。


日足:
 相場全体が、直近の大きな下落からのリバウンド局面であり、日経平均、TOPIXとも、5/27(木)の寄付付近を底に反発している形になっている。
 しかし、5/28(金)は、寄り天の陰線になっており、まだ売り圧力が強い印象。また、反発したと言っても、まだ大きくギャップダウンした5/21(金)のレベルに戻っただけで、ギャップダウン前のレベルとの間に開いた窓がまだ完全に開いたままの状態。
  ここを埋めて更に上を目指す勢いがあるのか、まだ疑問を持っている人が多そうに感じる。また、この窓の上限は、ちょうど日経平均の1万円に相当するので、かなり意識されそう。
  そのため、この窓を埋めてくると、買いの勢いが一気に強まりそうに思う。但し、窓を埋めたところで勢いが尽きることも十分に考えられるので、強い思いこみを持たないことが大切に思う。また、この窓を埋めることなく再度下を目指す展開も十分にありそう。

2010年5月28日金曜日

5/28(金)

 前日のダウは+284と大きく上昇。これを受けて、全体的に大きく上げて始まり、日経平均も、寄付時点から前日比150超の上昇し、9806でスタート。しかし、更に上値を追う展開とはならず、後場、一時、寄付から100円程度下げる展開に。引けでは戻し、結局、前日比+123の9762で終了。
 日経平均の日足チャートで見ると、前日につけた安値9395から大きく反発しているリバウンド局面になっており、5/21(金)、5/24(月)のレベルまで戻している。但し、大きく下げた後のリバウンドにしては勢いがない印象。5/21の下落時に開けた窓を埋めて5/20のレベルに戻るには、少々勢い不足のようにも見える。上下どちらへ行く展開にも対処できるよう、気をつけていこうと思う。

 個別銘柄も、直近安値からの反発局面になっているものがほとんど。但し、寄付後に更に上を目指すような強い展開になっているものは少ない印象。

2010年5月27日木曜日

5/27(木)

 前日のダウは、-69と下落。前々日とは反対に、引けにかけてプラス圏からマイ転する展開。これを受けて、全体的に安く始まり、日経平均は、前日比-100程下げてスタート。が、その後はほぼ一貫して右肩上がりの上昇となり、結局前日比+117の9639で引け。
 日経平均の日足チャートで見ると、前日の陰線を包み込む陽線になっている。調べてみると、包み線といって、底値圏で出ると、買いの勢力が突然強くなった様子を示すらしい。確かに、このまま更に上昇すれば、リバウンドで上に向かう雰囲気が強くなりそうな感じ。
 但し、一段下げる前の5/24の水準にはまだ届いておらず、完全に反発したとは言えない状態。ここに届く前にもたつくようだと、上値が重い印象になりそう。

 個別銘柄も長い陽線で反発しているものが多い。さすがに買い意欲が強くなってきた印象で、悪いニュースよりもよいニュースに反応しやすくなっている印象。

 

2010年5月26日水曜日

5/26(水)

 前日のダウは、-22と小幅下落。但し、一時-300程度下げながら引けで戻した形。そのため、全体的にやや上昇して始まり、日経平均も100円超の上昇スタート。しかし、その後上昇は続かず、上昇幅を縮小。後場に入ってやや戻したが、終値では+62と小幅上昇。
 日経平均の日足チャートで見ると、前日の陰線の値幅内に陰線が並んでいる形。昨日の強い売り圧力は一服しているが、上値は依然重い印象。
 何かのきっかけで上昇すれば、ある程度のリバウンドが起きそうな雰囲気ではあるは、再度下を目指す展開も十分にありそうに思う。

 個別銘柄は、高安マチマチといった感じだが、上昇しているものでも、陰線になっているものが多い印象。少なくとも売買代金がある程度大きな銘柄の中には、売り圧力が尽きてのリバウンドといった感じの強い上昇をしているものはほとんど見あたらない。


補足:個別銘柄についての感想は、基本的に、前日の売買代金が30億円以上だった銘柄のみを見ての感想です。なので、新興市場等に注目すれば、違った印象になることも多いと思います。

2010年5月25日火曜日

5/25(火)

 前日のダウは、-126と下落。先週末の上昇分を全て打ち消す下落となった。これを受けて、全体的に安く始まり、日経平均も、寄付時点から-100超の下落。その後も徐々に下げ幅を拡大し、一時は-300超の下げ。終値は、前日比-298で9459。
 日経平均の日足チャートで見ると、ギャップダウンから更に大きく下落する陰線の形になっており、かなり売られたといった印象。反発を始める銘柄が前日に出始めた後に再度大きく下落したこともあり、これまでと比べ、買いポジションの投げが出ていたように感じた。
 
 個別銘柄も全体的に大きく下げており、一昨日、又は昨日につけた直近安値を大きく割っているものが多い。但し、昨日に上昇した銘柄も多いためか、日経平均のように直近安値を大きく更新するのではなく、わずかに下へ抜けた程度のものや、直近安値を割っていないものも多い。
 日経平均の下落幅を考えると、そろそろ大きな反発が起こっても良さそうな水準ではあるが、個別銘柄には、まだ下げ余地が大きい銘柄も多い印象。

2010年5月24日月曜日

5/24(月)

 前日(週末)のダウは、+125と上昇。これを受けて高く始まるかと思ったが、全体的に、拍子抜けするくらい無反応のスタート。日経平均も、小幅安でスタートし、一瞬前日比+に転じたものの、ほぼ終日、前日比小幅安で推移。終値でも、前日比-26と小幅安で終了
 日経平均の日足チャートで見ると、前日の大きく下がったレベルで、ほぼ前日の値動きの範囲内での動き。急な下落は一服だが、リバウントという雰囲気では全くない印象。

 個別銘柄も、前日の値動きの範囲近辺で小動きのものが多い印象。上昇している銘柄もそれなりに多いが、小幅反発の範囲で、強いリバウンドの雰囲気のものは少ない印象。JFE、コマツ、パナソニック、ドコモ等は比較的強い反発をしているようにも見えるが、他の多くの銘柄の反発が弱いままなら、反発も続きにくいように思う。

2010年5月22日土曜日

週末の作業(5/22)

日経平均、TOPIXのチャートチェック

週足:
 日経平均、TOPIXとも、先週停滞していたレベルから一段下へ。TOPIXは、2月の安値レベルまで下落。日経平均は2月の安値を完全に突破、昨年11月の安値は割っていないレベル。直近高値からの下落幅も随分大きくなっており、そろそろ反発と考える人も多くなっていそうに思う。
 昨年11月の安値を割ってくるようだと、下げの雰囲気がより強くなるが、このレベルから、11月の安値までの価格帯では、リバウンドを期待した買いも入りやすそうに思う。

日足:
 日経平均、TOPIXとも1週間でかなりの値幅の下げになり、いつリバウンドしても不思議でないレベルまで来たように思う。また、週末のダウが+125とそれなりに上昇しているため、週明けからの反発も十分にありそうな状況。
 しかし、投げが投げを呼んでの総悲観の下げという雰囲気ではなく、ギャップダウン後の上昇や、ギャップアップ等、ある程度買いの勢力を感じさせながらの下落だったように思う。それだけに、反発局面でも、戻り売りの圧力で上値が重くなり、一気のリバウンドはし難いように感じる。
 特に、5/7~5/14の間もみ合ったレベルでは、上値が重くなりそう。また、一旦ある程度反発した後、再度下げていく展開になった場合、11月の安値割れを一気に目指す展開も十分にありそうに思う。

 反発の気配が出ても、リバウンド狙いに執着せず、一旦落ち着いた後にどう動くのかを見極めた方が無難のように思う。

2010年5月21日金曜日

【読書】サラリーマンだから貧乏ですが、なにか?

 何となく面白そうだったので読んでみました。




 資本論を基にした読みやすい物語です。
 私は、何を思ったのか以前資本論を読んだことがあったので、この本に書いてある内容に驚きはありませんでした。しかし、資本論の内容を知らない人が読んだ場合には、資本論に書いてある興味深い考え方の一端を知ることができると思います。特に、この本でも大事な話題として取り上げている「剰余価値」の考え方については、知っておいて損はないように思います。
 また、この本は、「サラリーマン」の生き方を否定する暗い本ではないと思います。それよりは、「サラリーマン」の立場を明確にした上で、それを知った上でサラリーマンをするのも一つの選択であると提案しているように感じました。
 実際、私も、資本論を読んだ直後には、雇われて働くことに相当の嫌悪感を感じましたが、今では、生活費の確保のためにサラリーマンを続けるのも悪くないと思っています。


5/21(金)

 前日のダウは、-376と大きく下落。これを受けて、全体的に大きく下げて始まり、日経平均は、前日終値の100030から9823へ大きくギャップダウンで寄付から1万円割れ。構成銘柄が寄り付いた後は、9700円台で横ばいの動き。ダウに合わせて下げた後は、上下どちらへ行くにも勢い不足だった印象。
 日経平均の日足チャートで見ると、1万円割れと同時に、2月の安値を一気に割っており、さすがに随分下げたなという印象。但し、寄付後に更に下げることがなかったため、売りが売りを呼ぶ総悲観の状態にはなっていない感じ。
 欧米が落ち着くようならそろそろ反発といった雰囲気の位置だが、買いポジションの整理が十分とは言えない印象のため、この水準から上昇したとしても、戻りは限定的で再度の下げの可能性を十分に考えておく必要がありそう。
 また、寄付後の堅調さから、新たな買いポジションが増えているようにも思うので、期待に反して更なる下落があれば、そろそろ本格的な投げが出てくる水準になってきたように思う。

 個別銘柄は、全面大幅安の展開。ギャップダウンで大きく下げ、その位置で小動きのものが多い。寄付後には上昇しているものも多いが、ほとんどの銘柄で、前日の水準には届いていない。そのため、下げたところではリバウンド狙いの買いが入るものの、買いの勢いは限定的な印象。
 但し、主力銘柄の中でも、日立建機、ソニー等は、前日比+圏まで上昇している。そのため、既に大きく下げている銘柄の一部では、売りの勢いが弱まりつつあり、買いが優勢になってきた印象。
 全体的に見ると、日経平均の印象と同じだが、短期的には買いの勢いが増してきており、少し戻る局面が近づいている印象。しかし、最近の下げトレンドを終了させる程の買いの勢いは今のところなく、反発しても戻りは限定的となりそう。

2010年5月20日木曜日

5/20(木)

 前日のダウは-66と下落。これを受けて、日経平均も60円程の下落でスタート。寄付後しばらくは底堅く動き、上へ行くような感じもあったが、10時前には失速し、徐々に下落し、14:30頃には一瞬、わずかに1万円を割る動き(安値9999.59)。終値は、10030。
 日経平均の日足チャートで見ると、昨日、それなりの長さの陽線となったこともあり、相変わらず一気にではなく、ジリジリと下げている印象。それだけに、総悲観の投げの状態にはなっていない印象。

 個別銘柄も全体的に下落し、直近安値を割るものも多い。但し、日経平均の動きと同様、個別銘柄も、一気に下げるのではなく、ジリジリ下げている感じで、買いポジションの整理が進んでいない印象。

2010年5月19日水曜日

5/19(水)

 前日のダウは、-114と大きく下落。これを受けて、全体的に安く始まり、日経平均も大きくギャップダウン。始値10087から一時は10041と、1万割れ寸前まで下落。後場に入ってやや持ち直して上昇し、終値は10186で高値引け。但し、反発は限定的で、前日の安値にも届かないレベル。
 日経平均の日足チャートで見ると、陽線ではあるが、昨日までと比べて一段下のレベルへ落ちてきたような感じで、まだ反発した雰囲気にはなっていない印象。

 個別銘柄も、ギャップダウンで一段下へ抜けているものが多い。陽線になっているものも多いが、日経平均と同様、反発は限定的な印象。

2010年5月18日火曜日

5/18(火)

 前日のダウは+5と小幅上昇。これを受けて、日経平均も上昇してスタート。寄付直後には、前日比+100超の上昇となったが、勢いは続かず、徐々に下落。後場に入って一時マイ転で、結局、前日比+6と小幅高で終了。
 日経平均の日足チャートで見ると、直近安値近辺で、前日とほぼ同じレベルで停滞している形。先週の乱高下と比べると落ち着いた感じだが、その分、上値が重い印象になった気もする。

 個別銘柄では、続落して直近安値を更新しているものも多い印象。SUMCO、エルピーダ等の半導体関連の下落が目立つ。また、普新興市場の銘柄の下げもきつい印象。


2010年5月17日月曜日

5/17(月)

 前日のダウは-162と大きく下落。これを受けて、全体的に安く始まり、日経平均もギャップダウンスタート。寄付直後には前日比-150超の下げとなり10300割れ。更に、後場に入ってもう一段下げ、一時は10200割れ。13:00以降はやや値を戻し、結局、前日比-226の10235で引け。
 日経平均の日足チャートで見ると、先週の値動きの下限だった5/7の安値をわずかに割って下へ行く形になっており、持ち合い状態から下へ抜けて、下への勢いが強くなった印象。
 日経平均は、1万円割れの攻防が視野に入ってきた感じだが、強く意識される節目だけに、買いの圧力も強くなる可能性が高い。このまま行けば1万円を割れるのが自然のような気もするが、バイアスをかけすぎず、ここで反転する可能性も十分に考えておく必要がありそう。

 個別銘柄も全体的に下落。直近安値を割ってくる銘柄が多くなってきた印象。
日本板硝子、黒崎播磨等が長い陰線で大きく下げているのが目立つ。また、SUMCO、ディスコ、エルピーダ等の半導体関連も下落が目立つ。その他、コマツ、日立建機、ソニー、ファナック、三菱重工、ニコン、オリンパス、キャノンといった注目度の高い銘柄も直近安値割れ。また、直近安値を割っていない銘柄でも、直近安値にトライするタイミングにあるものが目立つ。
 一方で、まだまだ崩れていない銘柄も多い印象。しかし、総悲観で問答無用の投げが出ているという感じではない。そのため、強いリバウンドが起きるほど売り込まれている印象はない。
 

2010年5月15日土曜日

週末の作業(5/16)

日経平均、TOPIXのチャートチェック

週足:
 日経平均、TOPIXとも、先週下落したレベルで小動き。下へ抜けるでもなく、上へ戻るでもなく終えた。そのため、昨年11月、今年2月の安値を結ぶサポートライン付近で踏みとどまっているようにも見える。
 但し、週末のダウは、-162と大きく下げており、週明けにこれを受けて下落すると、サポートラインを下へ抜けて行くような形になりそう。

日足:
 前週は、5/6,7の二日間しかなかったが、この一週間は、5/6の安値と、5/7の安値との間のレンジでの値動き。ダウの動きを受けて大きなギャップアップ及びギャップダウンがあったが、結局、このレンジを抜けることはなかった。 そのため、更に下へいく勢いはないものの、先週の大きな下落の反動となるリバウンドの勢いもない印象。
 とは言え、日経平均、TOPIXとも、25日移動平均線は明確に下向きになっており、下へ向かう雰囲気は徐々に強くなっている印象。週末のダウの下落を受けて週明けに5/6の安値を下回ってくるようだと、一週間もみ合ったこのレベルが上値を重くする原因になりそう。

 

2010年5月14日金曜日

5/14(金)

 前日のダウは、前日の上昇分のほとんどを下げ、-113と大きく下落。これを受けて、全体的に安く始まり、日経平均も、一昨日のレベルへギャップダウン。その後、日経平均は、一時10400割れの下落、10550越えの上昇と上下に動くが、結局、寄付と同レベルで終わり、方向感のない動き。
 日経平均の日足チャートで見ると、大きく下げた5/7以降の値動きの範囲で上下しており、持ち合い状態となっているように見える。

 個別銘柄は、全体的に下げているものの、寄付後は上昇して陽線になっているものも多い印象。日経平均と同様、最近の値動きの範囲内で下げているものがほとんどだが、直近安値を割って下落するものも増えてきたように見える。主力銘柄の中で目に付いたものだけでも、花王、富士フイルム、コニカミノルタ、ソニー、日産、オリンパス、ドコモ等が下へ抜けるような動きになっている。

2010年5月13日木曜日

5/13(木)

 前日のダウは、+148と大きく上昇。これを受けて全面的に高くスタート。日経平均も大きくギャップアップして10500越え。前場中は非常に狭い値幅で小動きだったが、後場に入って上昇、終値では10620と、10600越え。
 日経平均の日足チャートで見ると、ここ数日の高値圏ではあるが、5/11の高値と同レベルで、直近の急落が起きた5/6の安値には届いていない水準。今のところは、まだ、下落中の戻り局面といった印象。また、5/7以降、寄付時のギャップアップ、ギャップダウンは激しいものの、一定のレンジ内で動いているだけのようにも見える。

 個別銘柄は、ここ数日の値動きの範囲内で上昇しているものが多い印象。但し、一部には、大きく上昇しているものがある。例えば、いすゞ自動車、日野自動車等は、かなり目立つ陽線で大きく上昇して、高値を更新している。また、直近の安値圏にあるものでも、例えば最近弱さが目立っていたメガバンク等が比較的大きく上昇している印象。
 一方、大きく下げた位置で反発せずに終わっている銘柄も多い。

2010年5月12日水曜日

5/12(水)

 前日のダウは、-36とやや下落。但し、ナスダックは、わずかに上昇。
日本株は、昨日先に下げた影響もあってか、全体的に小幅高でスタート。しかし、その後伸び悩み、日経平均は、マイ転、結局小幅安で引ける展開。
 日経平均の日足チャートで見ると、前日に戻りの高値を付けた後、上値が重く、じりじり下げているような印象。また、終値ベースで見ると、直近安値を更新している。
(5/13追記 直近安値を更新しているのは先物だけで、現物は、5/7の方が下でした。)
 
 個別銘柄は、全体的に、目立った動きが少ない印象。その中で、鉄鋼が少し長めの陰線を付けている。コマツ、日立建機が直近安値レベルまで下げている。電気機器の銘柄には、直近安値レベルにあるものが多い。といった感じのことが多少目に付いた。また、メガバンクは、昨日に続いて弱い印象。その他金融や証券あたりにも弱い感じの銘柄が目に付く。一方で、力強く上昇している銘柄は非常に少ない印象。

2010年5月11日火曜日

5/11(火)

 前日のダウは、+404と非常に大きく上昇。これを受けて、全面的に高く始まり、日経平均も、前日終値10530からギャップアップして10643スタート。しかし、寄り付き時点から、ダウの上昇と比べると上昇が鈍い印象。その後、徐々に値を下げ、後場に入ってマイ転。更に下げ幅を拡大。終値では、前日比-119と下げて終了。

 日経平均の日足チャートで見ると、連休明けに大きく下げた5/6の安値にも届かないまま、見事に寄り天の動きで、戻り天井を形成したような形。辛うじて前日安値は割っていないが、上値は重い印象。少なくとも、このまま素直に上を目指す展開にはなりにくそうに思う。

 個別銘柄も、直近安値を割るレベルまで下がっているものは少ないが、寄り天で陰線となっているものが多い。
 但し、主力銘柄の中でも、東芝、パナソニック等で直近安値を割っている。また、同じ電気機器銘柄で、最近強さが目立っていた日立も、直近安値を並ぶ位置まで下げている。他に、メガバンク等も弱く、三井住友、みずほが直近安値割れ。

【読書】もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 最近流行っている、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を読みました。




 普通に面白かったです。小説としてのストーリーも、けっこう面白くて、一気に読めました。また、この本を読んだ後、ドラッカーの「マネジメント」自体にも興味が出てきました。
 「マネジメント」の勉強を本気でしたいなら、最初からドラッカーの本を読めばいいのかもしれませんが、なんとなくの興味で軽く読むには、読みやすくてとてもよい本だと思います。

2010年5月10日月曜日

5/10(月)

 前日(週末)のダウは、-139と下落。普段なら、かなり大きめの下げ幅だが、ここ数日の激しい動きを見ていた影響で、小幅安くらいの印象。
 これに対し、日経平均は、前日終値付近でスタート。その後上昇して、終値では前日比+166と反発して終了。

 日経平均の日足チャートで見ると、前日の陰線の途中から始まる陽線で前日の高値を終値で更新する形。調べて見ると、「差込線」と言って、安値圏で出ると底入れのサインらしい。
 なお、先物の日中取引のチャートで見ると二日続けての陽線となり、より強く反発している印象。

 いろいろなニュースを見聞きしていると、特に欧州の様子はまだまだ不透明感が強いように感じ、この程度の下げでは不十分なようにも思う。しかし、そんなことを思っている間にスルスルと値を戻すというのは、よくあるパターンのような気もする。
 一方、日経平均で10900より上は、戻り売りの圧力が強そうで、少なくとも現時点で、そこを越えていく勢いがあるようには感じない。
 引き続き、思いこみを持たず、素直に値動きを見ることが重要と思う。

 個別銘柄も、長めの陽線で上昇しているものが多い。とは言え、今のところ、寄付から急落した5/6の始値レベルまでは全く戻っていない銘柄が多い。特に、電気機器の銘柄は、戻りが鈍い印象。日立、東芝、パナソニック等は、前日比マイナスで引け。
 また、大きな下落があったのは5/6,7の二日間だけだったため、大きなリバウンドが起きそうに見えるチャートになっている銘柄は少ない印象。どちらかと言えば、リバウンドで大きく上昇する局面というより、限定的な上昇で戻り高値を付けに行くタイミングに見えるものが多い気がする。


2010年5月8日土曜日

週末の作業(5/8)

日経平均、TOPIXのチャートチェック

週足:
 連休明けで二日しかなかったにもかかわらず、日経平均、TOPIXとも大幅下落
昨年11月、今年2月の安値を結ぶサポートラインをやや割っているように見えるが、恣意的に線を引けば、サポートライン上に現在の価格があるように線を引けないこともない感じ。
 また、2月の安値をまだ割っておらず、昨年11月以降の値動きについて、上昇トレンドが続いていると見ることもできそう。
 もし、2月の安値を割ってくるようだと、日経平均で再度1万円割れとなる。日経平均で1万円を割り込む水準になると、買おうと考える人も増えそうな気がするため、2月の安値を割る前に反発する可能性は十分にありそう。
 とは言え、現在の値を考えると、2月の安値割れは寸前であり、一気に割っていく展開も十分に考えておく必要があるように思う。

日足:
 日経平均、TOPIXとも、まさに垂直落下という感じで大幅下落。いつ反発しても不思議ではない水準まで売られてきているとは思うが、一方で、欧州、米国の状況に不透明要因が多く、まだまだ下がっていくことも十分考えられる。
 上下どちらの方向へも、突然の大きな動きが生じる可能性が高そうであり、どちらか一方の方向への動きへの思いこみを持たないことが特に重要な局面のように思う。

2010年5月7日金曜日

5/7(金)

 前日のダウは、-347と大幅下落。一時は約1000ドルの下落となり、これでも終値で随分戻している。
 これを受けて、寄り付き時点から全面安。日経平均も、大幅ギャップダウンスタート。日経平均の始値は前日比-200程度だが、これは、その時点で寄り付いていなかった銘柄が多かった影響。構成銘柄に値が付いた時点では、前日比-450程度だった。その後は、更に値を下げることなく、前場中は横ばいの展開。後場に入って上昇し、終値では前日比-331。

 日経平均の日足チャートで見ると、構成銘柄が寄り付く前に始値が算出されている影響で陰線になっているが、実際は、陽線のような動き。(先物の日中取引のチャートは陽線)
 しかし、終日、昨日の安値にも遠く及ばないレベルで動いていたのみであり、買い上がる勢いがないのがわかる。また、外部環境もいろいろと不透明要因が多い状況になっており、ポジションを取りにくい状況になっている感じ。
 こういう状況では、相当売り込まれて買いポジションが整理されるまで、買いの勢力は戻ってこない場合が多いように思う。また、現時点では、まだそこまで売られてはいないように思う。
 外部環境が大きく改善するか、更に大きく下落しない限り、安易なリバウンド狙いは考えない方が無難なように思う。

 個別銘柄も、ほとんどの銘柄で大きく下げて始まっている。その後の動きは、銘柄によって、始値付近で小動きのものと、比較的大きな反発をしているものに分かれている。但し、反発しているものでも、前日の安値にも届かない程度のものが多い。
 とはいえ、今は、相場全体の動きの影響が大きく、個別銘柄の細かい動きを気にしても仕方がない状況のように思う。

2010年5月6日木曜日

5/6(木)

 連休中のダウは、-158,143,-225,-58と、トータルで-300程度の下落。
 これを受けて、寄り付き時点から全面安。日経平均も、大幅ギャップダウンスタートで、構成銘柄に値が付いた時点で、前日比-300超の下げ。その後は、狭い値幅で小動き。後場の後半にやや下げ幅を拡大して、終値では、前日比-361。
 日経平均の日足チャートで見ると、4/19以降の横ばいのレンジを下へ、一気に大きく抜けた形になっている。下へ向かう勢いがかなり強くなっている印象。仮にここから反発して、元のレンジに近づいたとしても、売り圧力が相当大きく、上へ抜けていくのは難しそう。

 個別銘柄は、大きく下げている銘柄がほとんど。直近安値を割って下へ向かう銘柄も多い。鉄鋼、商社、銀行は、下げが目立ち、ほとんどの銘柄で、窓を開けて大きく下落。寄り付き後も下落して陰線になっている。ホンダ、スズキ等、自動車関連の一部も大きく下げている。これまで比較的強かった海運も、長い陰線で下げている銘柄が目立つ。

 一方、日足チャートで見た上昇トレンドがまだ崩れていないように見える銘柄もまだまだ多い。日立、東芝、NEC等は、上昇トレンドの中での調整の範囲の下落と言えそう。但し、電気機器の銘柄でも、シャープ、ソニー等は、直近安値を割って大きく下落しており、上昇トレンドが続いている銘柄は一部の銘柄に限られるように思う。



2010年5月2日日曜日

週末の作業(5/2)

日経平均、TOPIXのチャートチェック

週足:
 日経平均、TOPIXとも、直近に付けた高値からの下落(調整)が一服したような形になっている。来週以降、再度上昇を始めるようなら、昨年11月、今年2月の安値を結ぶサポートラインで反発したような形になる。この場合、浅い調整で反発したような形になり、かなり強い動きの形になりそう。
 但し、ここ2週間、値動きは小さく、方向感がない印象で、まだ反発の気配があるとは言えなそう。より深い調整に向かう可能性も十分に考えておく必要があるように思う。


日足:
 日経平均、TOPIXとも、ギャップアップ、ギャップダウンを繰り返す不安定な展開。方向感はなく、上下に往復しながら、結局は一定のレンジ内で横ばいの動き。ダウ、ナスダックの影響が大きいのはもちろんだが、日本株自体に方向感がないため、より強い影響を受けて振り回されている印象。
 そのような動きの中でも、下げた日の日経平均の安値が10900円前後で強くサポートされ、底堅い動きになっているのが目につく。
 但し、何かの拍子にこのラインを割ってくると、今度は下への勢いが一気に増しそうにも思う。注意して観察する必要がありそう。