2010年5月17日月曜日

5/17(月)

 前日のダウは-162と大きく下落。これを受けて、全体的に安く始まり、日経平均もギャップダウンスタート。寄付直後には前日比-150超の下げとなり10300割れ。更に、後場に入ってもう一段下げ、一時は10200割れ。13:00以降はやや値を戻し、結局、前日比-226の10235で引け。
 日経平均の日足チャートで見ると、先週の値動きの下限だった5/7の安値をわずかに割って下へ行く形になっており、持ち合い状態から下へ抜けて、下への勢いが強くなった印象。
 日経平均は、1万円割れの攻防が視野に入ってきた感じだが、強く意識される節目だけに、買いの圧力も強くなる可能性が高い。このまま行けば1万円を割れるのが自然のような気もするが、バイアスをかけすぎず、ここで反転する可能性も十分に考えておく必要がありそう。

 個別銘柄も全体的に下落。直近安値を割ってくる銘柄が多くなってきた印象。
日本板硝子、黒崎播磨等が長い陰線で大きく下げているのが目立つ。また、SUMCO、ディスコ、エルピーダ等の半導体関連も下落が目立つ。その他、コマツ、日立建機、ソニー、ファナック、三菱重工、ニコン、オリンパス、キャノンといった注目度の高い銘柄も直近安値割れ。また、直近安値を割っていない銘柄でも、直近安値にトライするタイミングにあるものが目立つ。
 一方で、まだまだ崩れていない銘柄も多い印象。しかし、総悲観で問答無用の投げが出ているという感じではない。そのため、強いリバウンドが起きるほど売り込まれている印象はない。