日経平均、TOPIXのチャートチェック
週足:
日経平均、TOPIXとも、週の途中までは下落したものの、週末に戻したため、前週までの下落が一服したような形になった。ここで下げ止まって反転すれば、リーマンショック以降の緩やかな上昇基調を示すチャートは崩れていないように見える。今回の下落も、一定の幅のチャネル内での下落の範囲とも言えそう。
但し、今のレベルより下へ行くと、さすがにチャートが崩れた印象になりそう。
日足:
相場全体が、直近の大きな下落からのリバウンド局面であり、日経平均、TOPIXとも、5/27(木)の寄付付近を底に反発している形になっている。
しかし、5/28(金)は、寄り天の陰線になっており、まだ売り圧力が強い印象。また、反発したと言っても、まだ大きくギャップダウンした5/21(金)のレベルに戻っただけで、ギャップダウン前のレベルとの間に開いた窓がまだ完全に開いたままの状態。
ここを埋めて更に上を目指す勢いがあるのか、まだ疑問を持っている人が多そうに感じる。また、この窓の上限は、ちょうど日経平均の1万円に相当するので、かなり意識されそう。
そのため、この窓を埋めてくると、買いの勢いが一気に強まりそうに思う。但し、窓を埋めたところで勢いが尽きることも十分に考えられるので、強い思いこみを持たないことが大切に思う。また、この窓を埋めることなく再度下を目指す展開も十分にありそう。