前日のダウは、-213と 大幅下落。
これを受けて、寄り付き時点から全面安となり、日経平均は、直近二日の上昇分を打ち消すギャップダウン。一時、前日比-300円を超える下げとなった。
その後は、少し戻した位置で方向感なく、横ばいの動き。日経平均の終値は、前日比-287円。
日経平均の日足チャートで見ると、大きな下落だが、先週の水準に戻っただけで直近安値を割ってはおらず、今のところ、4/16以降の値動きの範囲内にある。
とりあえず、このまま再度上を目指すという昨日までの雰囲気は感じなくなった。上側については、4/5以降の細かい上下の高値を結ぶ抵抗線が意識され、少し上値が重くなりそうに感じる。少なくとも、昨日の高値を超えない間は、上昇の勢いを感じにくいように思う。
一方、現時点では、このまま下へ行くようにも感じにくい。
明日以降、日経平均が直近安値を割ってくるようなら、下へ行く雰囲気が強くなるように思うので、その点に注目したいと思う。
個別銘柄は、日経平均同様に、寄り付き時点で直近二日の上昇分程度下げたものが多い。
但し、もともと明確な上昇トレンドを描いていた銘柄の日足チャートでは、直近の急上昇を考えると、日々の値動きの中での調整程度にしか見えないものが多いように思う。
寄り付き時点での大幅下落を打ち消す大きな上昇をしている銘柄や、直近高値を更新している銘柄も多く、強いものは相変わらず強いといった印象。
一方で、もともと弱かった医薬品(製薬)等では、ギャップダウン後さらに下げる弱い展開のものが多いように思う。