前日のダウは、-347と大幅下落。一時は約1000ドルの下落となり、これでも終値で随分戻している。
これを受けて、寄り付き時点から全面安。日経平均も、大幅ギャップダウンスタート。日経平均の始値は前日比-200程度だが、これは、その時点で寄り付いていなかった銘柄が多かった影響。構成銘柄に値が付いた時点では、前日比-450程度だった。その後は、更に値を下げることなく、前場中は横ばいの展開。後場に入って上昇し、終値では前日比-331。
日経平均の日足チャートで見ると、構成銘柄が寄り付く前に始値が算出されている影響で陰線になっているが、実際は、陽線のような動き。(先物の日中取引のチャートは陽線)
しかし、終日、昨日の安値にも遠く及ばないレベルで動いていたのみであり、買い上がる勢いがないのがわかる。また、外部環境もいろいろと不透明要因が多い状況になっており、ポジションを取りにくい状況になっている感じ。
こういう状況では、相当売り込まれて買いポジションが整理されるまで、買いの勢力は戻ってこない場合が多いように思う。また、現時点では、まだそこまで売られてはいないように思う。
外部環境が大きく改善するか、更に大きく下落しない限り、安易なリバウンド狙いは考えない方が無難なように思う。
個別銘柄も、ほとんどの銘柄で大きく下げて始まっている。その後の動きは、銘柄によって、始値付近で小動きのものと、比較的大きな反発をしているものに分かれている。但し、反発しているものでも、前日の安値にも届かない程度のものが多い。
とはいえ、今は、相場全体の動きの影響が大きく、個別銘柄の細かい動きを気にしても仕方がない状況のように思う。