2010年5月10日月曜日

5/10(月)

 前日(週末)のダウは、-139と下落。普段なら、かなり大きめの下げ幅だが、ここ数日の激しい動きを見ていた影響で、小幅安くらいの印象。
 これに対し、日経平均は、前日終値付近でスタート。その後上昇して、終値では前日比+166と反発して終了。

 日経平均の日足チャートで見ると、前日の陰線の途中から始まる陽線で前日の高値を終値で更新する形。調べて見ると、「差込線」と言って、安値圏で出ると底入れのサインらしい。
 なお、先物の日中取引のチャートで見ると二日続けての陽線となり、より強く反発している印象。

 いろいろなニュースを見聞きしていると、特に欧州の様子はまだまだ不透明感が強いように感じ、この程度の下げでは不十分なようにも思う。しかし、そんなことを思っている間にスルスルと値を戻すというのは、よくあるパターンのような気もする。
 一方、日経平均で10900より上は、戻り売りの圧力が強そうで、少なくとも現時点で、そこを越えていく勢いがあるようには感じない。
 引き続き、思いこみを持たず、素直に値動きを見ることが重要と思う。

 個別銘柄も、長めの陽線で上昇しているものが多い。とは言え、今のところ、寄付から急落した5/6の始値レベルまでは全く戻っていない銘柄が多い。特に、電気機器の銘柄は、戻りが鈍い印象。日立、東芝、パナソニック等は、前日比マイナスで引け。
 また、大きな下落があったのは5/6,7の二日間だけだったため、大きなリバウンドが起きそうに見えるチャートになっている銘柄は少ない印象。どちらかと言えば、リバウンドで大きく上昇する局面というより、限定的な上昇で戻り高値を付けに行くタイミングに見えるものが多い気がする。